ロン マルテコ20年入荷しました。

他のスペイン領のラムとは異なり、モラセス(廃糖蜜)ではなく
フレッシュなサトウキビジュースを原料に製造し、
標高2500mある自然の洞窟の中でオーク樽で熟成。
濃厚な味わいにコーヒーやヴァニラの風味が感じられます。
シガーはBOLIVAR BELICOSOS FINOSと合わせてお楽しみください。
CAP SAVANNA 3年 カリブ海ではなく、インド洋にある島Re’union(レユニオン島)のラム。

インド洋西部・マダガスカル島の北東にあるフランスの海外県・レユニオン島。火山島として知られる人口約80万人の大きなリゾート地ですが、ここで高品質なラムが生産されていたことはあまり知られていません。現在は3つの蒸留所が稼動しており、その中の一つが同島北東部のサン・アンドレにあるサバンナ蒸留所です。同蒸留所は島に大規模な発電所が完備されたのを受けて、1948年に現在の場所に移設されましたが、その歴史は古く1870年代にはラムの製造を始めています。しかし、この当時製造されていたのは輸出用のライトラムが主であり、2002年にオリジナルブランドのサバンナラムがリリースされるまでは樽での販売に徹していました。蒸留所を移築して生産ラインが整えられたことにより、良質なラムが作られるようになりました。
甘すぎず、フレッシュな味わいで柔らかさを感じるラム。
シガーはJUAN LOPEZ PETIT CORONASと合わせてお楽しみください。
今日は歴史を少し。
当店は、三休橋筋に面しています。聞き慣れない通りの名ですが、実はその名のとおり「三休橋」という橋がありました。
今から470年ほど前、大坂夏の陣の後に、「ふしみ川」と呼ばれていた川が拡張され、元和8年(1622)に長堀川が完成しました。長堀川は東西に流れる川ですが、この長堀川に最初に架けられた橋が「長堀橋(堺筋)」です。次に架けられた橋は心斎橋(御堂筋)で、その中間に中橋と呼ばれる橋が架けられ、三つの橋を休ませる意味合いで出来たのが、三休橋です。
長堀川は、1964年に埋め立てられ「長堀通」と名を変えます。
中橋の地名は今は無く顕彰碑が長堀にひっそりと佇むのみですが、三休橋は、南北の通りの名として残りました。北は中之島の大阪市中央公会堂から始まり、船場を南北に貫いて長堀通の三休橋交差点(橋のあった場所)までを指します。
今では近代建築や旧家が残るレトロな通りとして注目され、電線を地中化して歩道を現在の1.7倍の4.35メートルにまで幅を拡げ、ガス灯が立ち並ぶ通りとして生まれ変わりつつあります。古き良き風景を歩き、佇む。趣き深いひとときを、ここ三休橋筋のシガーバーでお過ごしください。